α55の国内向け生産完了に想う

ソニーのデジタル一眼「α55」。
持ってる方も多いかもしれませんね。
1月17日(火)に国内向け生産を完了したというニュースを読み、改めてこのカメラを見直してみました。

最大の特徴は、ミラーが動かない、「トランスルーセントミラー・テクノロジー」による高速連写の実現です。

通常の一眼レフカメラだと、撮影の際にミラーが上部に跳ね上がる機構になっているので、この上下運動の部分で連写スピードの速さが決まってました。
つまり、ミラーを跳ね上げたら所定の位置で止めるわけですが、止めても直ぐに止まるわけではなく揺れが生じます。そして、ミラーを戻す作業が発生しますが、その際も同じです。
この揺れを如何に押さえるか?が高速連写の鍵です。
高級機種には良い部品を使い、素早く跳ね上げて素早く止めて素早く戻して、をなんなくこなすのですが、普及タイプの機種になるとそういう訳にはいかないので、必然的に連写スピードは落ちます。早くても1秒間に3コマ?5コマといったところです。

しかし、α55(同時期のα33)のミラーは固定式になっていて、代わりに透き通るようになっています。そして、若干の光(正確にはピント合わせに必要な)だけを上部に反射させ、そこにあるAFセンサー(ピント合わせ用のセンサー)に光を導いています。
残りのほとんどの光をミラーの奥の撮像素子に届けるので、ミラーを動かす必要が無い、というわけです。

ミラーを動かす必要が無いので、更にAFセンサーに常に光が導かれるのでピント合わせをしながら、1秒間に10コマという高級機種でしか実現できなかった高速連写が可能になったのです。

発表された時には全く理解できて無くて、EOS-1N RSなどで採用されたペリクルミラーを想像してました。
全然違ってましたね。

この技術はα77/α65にも引き継がれています。

久々にソニーらしい商品だったと思います。

【参考サイト】

ソニーに訊く「トランスルーセント・ミラー・テクノロジー」の秘密