2012年1月22日

Urchin販売終了のお知らせ。そしてGoogle Analyticsへ移行を推奨。

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Googleは2005年に買収し同社から提供されていたアクセス解析ソフト「Urchin」が2012年3月28日に販売を終了することを発表しました。

Urchinはホームページのアクセス解析ソフトの一つで、私が知る限りではローカル環境で「アクセスログを解析するタイプ」としては珍しい有料のソフトです。

一方でUrchinのオンライン版「GoogleAnalytics」が無料で提供されて、平行して存在していました。

この2つのサービスの関係は、今まではGoogleAnalyticsで新機能が提供され、評判の良い機能がUrchinのバージョンアップに反映されていました。

しかし、Googleは2011年秋からGoogleAnalyticsの有料版「Google Analytics Premium」の提供を開始しており、Urchinの立場が微妙になってました。
Urchinのメリットは、JavaScriptが動作しない「フィーチャーフォン」や「ロボット(Googleなどの検索エンジンがクロールする時に使うプログラムなど)」の、JavaScriptでは引っかけられない情報の解析が出来るだけです。

そして、今回のUrchin販売のお知らせ
この公式ブログによると、販売は終了するものの、従来のライセンス保持ユーザーは継続して利用が可能で、もし、ディレクトリを移動したりサーバーを変更したりした時のライセンスキーの再発行は、当初はメールのやりとりになるが、自動化を予定しているとのことです。
一方で、GoogleAnalytics無料版かGoogle Analytics Premiumへの移行を推奨しています。
(但し、2012年1月22日現在、日本でのライセンスキーの再発行については日本販売代理店のラネクシーより発表されていません。)

GoogleAnalyticsの有料版については、まだ日本では提供されていませんが、こちらの「Google Analytics Premiumについてのまとめ」の記事によると、アメリカでは「年間15万ドル(約1,200万円)」だそうです。

Urchin本体が80万円、年間保守料金が16万円(ラネクシー Urchin7 ライセンス形態・価格より)なので、価格差が大きいですね。

 

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